2022年最初の「International awareness week 国際理解週間」は、
ウクライナ Ukraine
Ukraine week は、1月11~14日の週に行い、Presentation は、1月12日(水)でした。
ブラジル出身のフェルナンド先生は、父がウクライナ人、母が日本人のハーフです。
そこで、今回は、ウクライナについて、多くのことを学びました。
ウクライナは、
ウクライナ語では、Україна
英語で書くと、Ukraine です。
発音をカタカナで表すと、Ukraine は、ユークレイン という感じになります。
ウクライナ語のウクライナ Україна は、ウクラインカ という感じ。
ロシア語で、ウクライナのことは、Украина で、ウクラインナ という感じ。
日本語のウクライナは、ロシア語の発音に近いですね。
単語の発音や書き方などを調べると言葉、言語のルーツがわかって面白いですね。
ロシア語とウクライナ語はとても似ています。
ロシア語とウクライナ語の違いについて語っているYouTube動画があったので、ご紹介します。ご興味ありましたら下記リンク先をご覧下さい。
>>>DIFFERENCES between Russian and Ukrainian you should know!
>>> How Different Are Russian and Ukrainian???
そして、ウクライナはとても歴史のある国で、最初に人類が現れたのは、旧石器時代の初期、約30万年前と言われています。
日本の場合は、現在わかっているところでは、旧石器時代の後期、3万8千年前に最初の人類の痕跡があるとのことです。
ウクライナは、国土の大半が肥沃な高原、草原、森林地帯で覆われ、農作に最適な気候なので、古くから農業が盛んです。
紀元前6000年頃の東ヨーロッパ最古の農耕集落遺跡が発見されています。
ウクライナ(Україна / Ukraine)の国旗です。
- 青は、空
- 黄色は、麦畑
一般的には、青は「空」、黄色は「麦畑」と言われておりますが、
青は「水」、黄色は「火」という説もあれば、黄色は「向日葵」という説もあるそうです。
ウクライナは、東ヨーロッパに位置し、東にロシア、西にポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバ、北にベラルーシと隣接していて、南には黒海を挟んでトルコがあります。
次は、国章です。
こちらは、ウクライナの国章で、国家的象徴です。
青盾に黄金のトルィーズブが描かれている紋章です。
トルィーズブは、Trident = 三叉戟(さんさげき)三叉槍(さんさそう)をモチーフにしたキエフ大公国の紋章で、大公ヴォロディメール1世が用いた紋章に由来します。
Trident =三叉戟(さんさげき)三叉槍(さんさそう)とは、3つの穂を有する槍(やり)、戟(げき、ほこ)。武器としてのほかに、漁業にも使用されました。ギリシア神話、及びローマ神話の海の神であるポセイドンやその息子トリートーン、インド神話におけるシヴァの武器でもあります。
こちらは、三叉戟 (the Trident) を持つ、ポセイドン (Poseidon) です。
こちらもウクライナの国章で、「ルーシのライオン Regnum Russiae(ラテン語)」です。
1199年から1349年の間、
現在の西ウクライナ、ウクライナの首都キエフ(Kyiv 、 Kiev)を中心に存在した
ハールィチ・ヴォルィーニ大公国、
正式名は、「ルーシ王国 Kievan Rus’」
の紋章であり、歴史的なシンボルで、”青い盾に黄金のライオン”です。
英語では、Kingdom of Galicia–Volhynia
ウクライナ語では、Галицько-Волинське князівство です。
ルーシ王国 Kievan Rus’ は、ハールィチ公国とヴォルィーニ公国が合併してできた新しい大公国です。
ルーシーの公国は、主として現在のロシア、ウクライナ、ベラルーシに存在しておりましたが、
一部はポーランド、ラトビア等にもありました。
王国と公国とは、どうちがうのでしょう?
王国は、王や女王が主君として統治する国家、つまり王制を敷いている国家のことで、君主制の国家を示します。
公国は、王ではなく公爵などの貴族が主君として統治する国家で、君主制の別の形です。
現在は、世界に3つの公国、モナコ公国(Principality of Monaco)、リヒテンシュタイン公国(Principality of Liechtenstein)、アンドラ公国(Principality of Andorra)があります。
英語で”公国”は、principality (Princedom, princeが治める国、領地)、duchy (dukeが治める国、領地)と言います。
ちなみに、帝国 empire は、自国の国境を越えて多くの領土や民族を強い軍事力を背景に支配する国家です。軍事力で広大な領域を支配している国や侵略主義的な大国も帝国と呼ばれています。原型は、古代ローマ帝国 (The Roman Empire) です。
「これはなんの動物でしょう?」
「ライオン!!」
フェルナンド先生がライオンの真似をして「正解!!」
The Dnieper ドニエプル川 です。ウクライナ語では、Дніпро です。
ロシアから始まって、ベラルーシを経てウクライナに流れ黒海に注ぐ川で、総延長は、2285kmです。
首都キエフ Kyiv の町を北から南へ縦断して流れています。
ベラルーシとウクライナの国境になっています。
さて次は、ウクライナの首都キエフのシンボルのひとつ、「黄金ドームの都」と呼ばれている
聖ムィハイール黄金ドーム修道院 (St. Michael’s Golden-Domed Monastery) です。
2018年設立されたウクライナ正教会の修道院で、同教会の首座主教座大聖堂です。
みんなとっても真剣に話を聞いています。
興味津々です。
ウクライナを象徴するいろいろな土産物(Souvenir)を紹介してくれました。
こちらは、ウクライナに伝わるろうけつ染めのEaster egg で、ピサンキ Pysanky と言います。
幾何学模様がとても綺麗ですね。
こちらはウクライナのマトリョーシカ Matryoshka doll です。
マトリョーシカ Matryoshka dollは、ロシアのイメージですが、ウクライナでも代表的な民芸品です。
マトリョーシカ Matryoshka という名前は、ロシアの女性の名前が由来となっているそうです。
国によって違いがあり、ロシアの”マトリョーシカ Matryoshka”は、同じ絵柄の大~小の人形が出てくるのですが、ウクライナの”マトリョーシカ Matryoshka”は、家族 familyになっています。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、男の子、女の子、孫、犬、ネコ、ヒヨコ…など
”マトリョーシカ Matryoshka” は、モンテッソーリ教育の教材のひとつにもなっていて、みんな大好きなお仕事で、とても人気があります。
こちらは、ウクライナの民族衣装です。
ウクライナ刺繍です。
こちらは、ウクライナの家庭料理で有名な Holubtsi(Cabbage rolls)
ロールキャベツです。
Borsht ボルシチです。
こちらもウクライナの家庭料理。
Chicken Kiev
Paska Bread こちらのパンは、Easter bread で、イースターの時に食べるパンです。
この後もたくさんのウクライナ名物の食べ物を見せてくれました。
みんな、「おなかすいた~!!食べた~い!」と言っていました。
この後は、ウクライナの Folk dance 民族舞踊 を見ました。
Ukraine Cossack Dance (Traditional Ukrainian Dance)
コサックダンスは、クラシックバレエをやっている方は、よくご存じだと思いますが、
バレエのキャラクターダンス、世界の踊りのシーン、民族舞踊の部分でコサックダンスがあります。
ロシアの踊りとして、とてもダイナミックな踊りを見せて魅了してくれます。
ウクライナの首都キエフは、バレエも有名です。
キエフ・バレエ団は、ロシアの3大バレエ団のひとつで、バレエファンにとってはとても憧れる街です。
私もバレエファンのひとり。いつか訪れて、本場のバレエを鑑賞したいです。
最後は、みんなで記念写真を撮りました!
とても有意義な時間を過ごしました。
楽しくウクライナについて学びました。
現在のウクライナは、軍事的に非常に緊張が高まっております。
30年以上も前の様々な歴史的な出来事が関わっているので、とても難しい問題です。
地球は、ひとつ。
みんな地球に住んでいる仲間であり、地球人。
いがみ合わず、
皆で手を取り合って、仲良く、互いに寄り添って、
平和に、幸せに暮らせる日々がいつか訪れることを祈ります。
※写真撮影の時だけマスクを外しました。声を出してはおりません。