Sri Lanka ~International awareness week 国際理解週間~スリランカ

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Sri Lanka ~International awareness week 国際理解週間~スリランカ

2か月程前のことになりますが、2021年度最後の国際理解教育は…

「スリランカ Sri Lanka」

2021年3月7~11日の週に、”Sri Lanka week スリランカ週間”がありました。

スリランカは、ファティマ先生の故郷です。

 

3月7日は、”スリランカポテトカレー”のクッキングでした。

Sri Lankan Potato Curry スリランカポテトカレー」を作りました。

スリランカ料理は、カレーが名物です。

日本でも、スリランカカレーは大人気!

スパイスが効いてとても美味しいですね。

スリランカの食文化は、辛さ=美味しさ という感じで、

「グローブ」「カレーリーフ」「シナモン」「ターメリック」などのさまざまな香辛料をたくさん入れます。

そして、たくさんのスパイスの中に、甘いココナッツミルクを入れ、とてもまろやかな味になります。

たくさんの香辛料とココナッツがスリランカ料理の特徴です。

普通はスパイシーなカレーですが、

保育園では、子ども向けの味付けにしたので、スパイスは少なめになりました。

ジャガイモの皮をPeeler(皮むき器)で剥きました。

お米を研ぎました。

スリランカも主食は、お米です。

日本のお米とは違って、細長く、粘り気のないドライな感じなので、カレーと相性抜群です。

こちらは、スリランカ料理に使われるスパイスの数々です。

すごくたくさんありますね。

スリランカの主食は、日本と同じく、”お米”ですが、日本のお米の種類とは違い、

Basmati rice インディカ米(長粒種)です。

Basmati rice インディカ米(長粒種)は、スリランカ、インド、ネパール、パキスタン、インドネシアで栽培され、食べられています。

こちらが、Basmati rice インディカ米(長粒種)です。

 

こちらは、日本のお米です。

世界では、”Sushi rice” とも言われています。

 

因みに、世界のお米の種類を大きく分けると…

  • Japonica rice(ジャポニカ米)~日本のお米 です。
  • Basmati rice(バスマティ米)~インディカ米(長粒種)の種類で、スリランカのお米です。
  • Jasmine Rice(ジャスミン米)~ インディカ米(長粒種)の一種で、Aromatic Riceとも呼ばれています。主に、タイ、ベトナム、カンボジアで栽培され、食べられています。日本では、タイ米として馴染まれていますね。
  • Arborio rice(アルボリオ米)~イタリアの短粒種です。リゾットやライスプディングによく使われます。日本のお米と同じ種類です。

 

こちらは、Arborio rice(アルボリオ米)です。

 

こちらが、Jasmine Rice(ジャスミン米)です。

 

保育園のクッキングでは、普段通りに日本のお米を使いました。

ご家庭で作る時は、

スリランカの「Basmati rice(バスマティ米)」を使って作ってみると、

より一層スリランカの味を楽しめそうですね。

こちらがレシピです。→ How to make Sri Lankan Potato Curry | Ala Curry

 

 

さて、これはなんでしょう?

Coconut ココナッツです。

ファティマ先生がご自宅から、ココナッツとCoconut scraperを持ってきてくれました。

大きな本物のココナッツを見て、触れて、摩訶不思議なものを見る感じ。

みんな、驚き、感激していました。

Coconut scraper(ココナッツ削り器)でココナッツを削る体験をしました。

 

みんな真剣ですね。

初めて本物に触れた子がほとんどでしょう。

とても貴重な体験ですね。

 

切った野菜を炒めて、スパイスを入れて味付けしました。

ココナッツミルクも入れて、スリランカポテトカレーの出来上がり!!

美味しそう♡

みんなランチが待ちきれない様子です。

 

 

パクパクもりもりたくさん食べていました。

 

 

Sri Lanka week (スリランカ ウイーク)では、Henna art (ヘナ アート)も楽しみました。

Henna ヘナとは、

インド、スリランカ、ネパールなどの熱帯乾燥地方で育つハーブで、

ミソハギ科の植物(学名:LAWSONIA INERMIS)です。

花はオイルや香水として、葉は日焼け止め、抗菌、殺菌、熱さまし、頭痛または、老廃物の排泄などの医学的治療のための薬剤として古くから使われていました。

こちらが、Henna(ヘナ)の原料の植物 ”LAWSONIA INERMIS” です。

Henna art (ヘナ アート)は、ヘナの植物を使った自然染色で、肌の表面にペイントを行う伝統芸術です。

タトゥーに似ていますが、ペイントなので、お風呂に入って身体を洗うと消えてしまいます。

 

Henna art ヘナアートの歴史は古く、古代エジプトのファラオやクレオパトラも髪や爪を染めるのに使用していたそうです。

5000年前のエジプトのミイラの手に痕跡が発見されたそうです。

Hennaヘナは、神秘的な力が宿ると信じられ、結婚式等、婚礼の儀式での祝福や魔除けとしての「お守り」のような意味があります。

そして、

Henna art ヘナアートは、”人々の健康と幸せをもたらすもの”として受け継がれています。

綺麗な模様を描いてもらえて、とても嬉しそうですね♡

 

 

スリランカに因んだ塗り絵も楽しみました。

 

 

Henna art をやっている感覚かもしれませんね。

 

3月11日は、”スリランカの プレゼンテーション(Presentation) ” がありました。

スリランカの位置を世界地図で確認。

インドの隣にある小さな島です。

スリランカは、”Pearl of the Indian Ocean ” 「インド洋の真珠」というニックネームがあります。

成田空港からスリランカのコロンボ空港まで、約9時間。

首都は、Sri Jayawardenepura Kotte(スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ)ですが、

Colombo(コロンボ)が最大の都市で経済の中心です。

言語は、一般的には英語ですが、

シンハラ語(Sinhala)、タミル語(Tamil)も公用語(official language)です。

 

面積は、6万5,610平方キロメートルで、北海道の約0.8倍だそうです。

 

人口は、約2,192万人です。

日本の人口は、約1億2519万人です。

 

~スリランカの歴史~

Sri Lanka was under the rule of :

Portugese : 1505-1658

スリランカは、16世紀(1505~1658年)は、ポルトガルの植民地でした。

 

Dutch: 1658-1796

17世紀(1658~1796年)は、オランダの植民地になりました。

 

British:1796-1948

18世紀から(1796~1948年)イギリスの植民地になりました。

 

1948年2月4日、イギリスから独立して、国名は、セイロン(Ceylon)になりました。

毎年2月4日は、独立記念日です。

1978年に、現国名 スリランカ(Sri Lanka)に改称されました。

スリランカの国旗に描かれている動物はライオンです。

剣を持つライオンは、シンハラ王朝のシンボルを表しています。

緑は、イスラム教 : Muslims race、

オレンジは、ヒンズー教、タミル人 :Tamil race

黄色の葉は、仏教の美徳(Virtues of Buddhism)

黄金のライオンと小豆色は、スリランカで7割の人口を占めているシンハラ民族(Sinhalese race)を表しています。

黄金のライオン(Golden Lion)が持つ剣は、勇気(Bravery)です。

 

 

スリランカで見られる主な動物を紹介してくれました。

  • スリランカゾウ(Sri Lankan elephant)

セイロンゾウとも呼ばれ、スリランカのみに生息します。

 

  • スリランカヒョウ(Sri Lanka Leopard

セイロンヒョウとも呼ばれています。

 

  • ナマケグマ(学名:Melursus ursinus

インド、ネパール、スリランカなどに生息します。

その中でもスリランカの個体は希少な亜種だそうです。

現在日本ではどこの動物園にもいません。

 

  • クジャク(Peacock)

クジャクは、「神の乗り物、幸せを運ぶ鳥」として知られています。

 

 

他にもまだまだたくさんのスリランカについての紹介をしてくれました。

ユネスコに登録されている文化・自然世界遺産も豊富です。

観光スポット盛りだくさん!

美味しそうな食べ物もいっぱい!

スリランカの民族衣装、原住民、スポーツ、交通機関など…

みんな

「スリランカ、行きたい!!」

と言っていました。

 

様々な国の文化を知ることは、ほんとにおもしろいですね。

 

 

スリランカは、宝石の名産地としても有名です。

最大都市コロンボには、たくさんのジュエリーショップが並んでいるそうです。

そして、

なんと、ジュエリーになる前の ”宝石(Gems)” を持ってきて見せてくれました。

宝石鑑定士のようですね。

みんな綺麗な宝石に目が釘付けです。

貴重な経験ですね。

 

 

最後は、記念撮影!!

今回もたくさんの学びがありました。

 

国際理解教育が必要な対象は子どもだけではありません。

グローバル化が進む社会の中で、働き、生活していく上で、

大人にとっても、国際理解を身につけていくことは、必要不可欠になってきています。

大人がまずは、”学んで、理解する”ことが重要ですね。

私たち職員も、子ども達と共に日々勉強しています。

 

2022年度も様々な国をテーマにし、その国の文化、歴史を学び、国際理解を深めていきたいと思います。