2020年 6月
4月7日に日本史上初めて発令された緊急事態宣言も、5月25日にようやく全て解除されました。私たち保育事業者としましても、各園の子どもたち、職員、ご家族を含めた関係者の方々の状況、最新のニュースや行政の動向を具に注視しなければならない日々が続いていたところ、ひとまず大きな混乱もなく乗り越えることができ胸をなでおろすと同時に、様々な形でご協力くださった皆様にただ感謝を申し上げるばかりでございます。
とは申しますものの、ワクチンの開発など抜本的な策が講じられるまでは、依然として気の抜けない日々が続くこととなります。「ウィズコロナ」と呼ばれる新しい生活様式がスタンダードとなり、これまでと同様に「3密」の状況を作らないようにし、マスクの着用、アルコール等による除菌、入念な手洗いの励行など、個々人に可能なことを実行していくと同時に、企業などを含めた社会全体でテレワークやローテーション勤務の導入・継続など、対策を続けていかなければなりません。
そのような生活は時に煩わしく、気の晴れないことも多くあります。しかし、実際にこのような状況に置かれた私たちにできることは、これからの社会生活をどのように改善していくかを考え実践することしかありません。そして幸いにも、私たち人間は物事から学び、順応することができる資質を持っています。保育園に通う子どもたちも、毎日いろいろなことを感じ、学び、順応し、将来大きく羽ばたいていくために力を蓄えています。私たち大人も、そんな子どもたちを手本とし、また逆に子どもたちの手本となり、これからの社会を一緒に作っていくチャンスが訪れているのではないでしょうか。
私たち保育園は、テレワークなどの導入が難しい立場ですが、その中でもできる限りの工夫と対策に努めてまいります。また、様々な状況において皆様がご自身の活動に専念できるよう、責任を持って子どもたちの成長を見守ってまいります。引き続きどうぞよろしくお願い致します。
本部 経営企画室