「現代の幼児教育」

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「現代の幼児教育」

2020年10月

 9月に入っても猛暑日が続き、酷暑といわれた今年の夏ですが、ここ数日でグッと気温が下がり一転寒いくらいのここ数日。日本から秋は無くなったのかと感じてしまうような日々ですね。お子様におかれましても体調を崩しやすい時期かと思います。くれぐれもご自愛ください。

 さて先日、百枝義雄先生(吉祥寺子どもの家 園長)による世界の幼児教育に関する研修をフロンティアキッズの職員一同が受ける機会がございました。
 内容は現代の世界の幼児教育として特に質の高いとの評価を得ている「レッジョ・エミリア・アプローチ」(イタリア)「テ・ファリキ」(ニュージーランド)「イエナプラン」(ドイツ発祥だがオランダが今は中心)この三つの教育方法についてです。

 最も印象に残ったのは、レッジョ・エミリア・アプローチにおいては「プロジェクト学習」、テ・ファリキでは「子どもと人々、場所、物との双方向関係」や「所属感」、イエナプランでは「協働」といった考え方のもと、集団のなかで学び合いながら成長していくという共通点です。
 フロンティアキッズで取り入れているモンテッソーリ教育と今回学んだ三つの教育法を比較すると、もちろん主体性の重視などアクティブラーニング的な要素は共通するところですが、前者は(象徴的な教具を用いた「おしごと」を見てもそうですが)個の主体性により重点が置かれており、後者は集団の中での個に重点が置かれていると個人的には感じました。

 今後日本においてもグローバル化が進みインクルーシブな思考やそこで活躍・自己実現する為に「協働」する力といったところがより重要となるでしょう。フロンティアキッズにおきましても地域性や時代に合わせ柔軟に様々な要素を取り入れていく必要があると感じております。保育園や学童クラブの場が、子どもが将来幸せになっていく土台作りの一助を担えれば幸いです。

フロンティアキッズ 経営企画室 佐伯