「家族で食卓を囲む」

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「家族で食卓を囲む」

2019年 12月
 
 早いもので今年もあと一ヵ月で暮れようとしています。寒さが身に染みる季節になり、いよいよ冬の訪れを感じるようになってきました。季節の変わり目と同時に気温もぐっと下がり始めているので、体調の管理には十分気をつけていきたいですね。
 
 12月には生活発表会やクリスマス会など楽しみな行事も盛り沢山です。生活発表会に向けて、毎日楽しそうに練習していますのでどうぞお楽しみに!
 
 12月と言えば、年の瀬などいろいろあるかと思いますが、12月をイメージするとダントツのトップはやはり「クリスマス」のようです。クリスマスに付随してサンタクロースやプレゼントというものもありますが、子どもたちも一番の楽しみはやはりクリスマスのようです。
 
 クリスマスをどう過ごすのか、各ご家庭によって違うと思いますが、家族で食卓を囲んで食事をとるということは、とても重要で子どもの発達にも大きく関わっているものだと考えられています。家族で食卓を囲むことのメリットは何なのか?子どもにとってどうして重要なことなのか考えて見ると、6つのメリットが考えられます。
 
 ①マナーを学ぶ機会になること。食事のマナーは本当に色々あるので大変です。毎日の食事の中で食具の持ち方や細かいルールなど、子どもたちに伝えていかなくてはならないことがたくさんあります。そのようなマナーを知る機会になるのです。
 
 ②会話が増える。これはとても大切なことです。会話をしながら、ゆったりと食事を楽しむことは、改めて取り入れるべき生活習慣だと思います。
 
 ③絆が深まる。思い出が増えるほど絆は深まっていきます。食卓で家族一緒に楽しく食事をとった思い出は子どもにとってかけがえのない思い出になります。大人が考える思い出と子どもの考える思い出は別です。それは大人になった時、自分の子どもの頃のことを思い出してみればわかると思います。旅行などの特別な日の思い出よりも日常の記憶の方が濃く覚えているものです。
 
 ④問題行動が減る。ミネソタ大学が25州の子どもたちを対象に9万人以上を調査したところ、週に0~1回しか家族で食事を摂らない子と週5回は摂る子どもを比較した時、前者の方が問題行動が多いというデータが出たそうです。
 
 ⑤好き嫌いなく食べるようになる。なんでもよく食べられるということは食事を楽しむ上では欠かせません。子どもが野菜嫌いなのは当たり前です。苦味やアクを毒だと認識し、本能的に避けることが多いためです。ただ年齢が上がるにつれて薄れていくもので、親が美味しそうに食べる姿を見れば子どもも食べられるものだと認識するはずです。
 
 ⑥経済的。家族揃って食べるだけで、バラバラに食べるよりはコストを抑えられます。ご家庭によってはなかなか食卓を囲むことが難しい方もいらっしゃるかと思いますが、毎日でなくても週に2~3回を目指して是非心掛けてみてください。
フロンティアキッズ葛西 施設長