先日、牛込仲之小学校の学校公開にお邪魔させていただきました。私はフロンティアキッズ系列保育園にて2012年より働いていることもあり、各学年に小さいときからよく知っている子がいるため、短い時間ではありましたが、ほぼ全クラスをまわらせていただきました。
1年生が音楽の時間に両手を動かしながら元気いっぱい歌っていたり、2年生の算数の時間に10cmのものを探してみようと、席を立って教室の中を探してみたりと、身体を動かしながら行っているものが多かったことが印象的でした。普段学童で見せてくれるくつろいだ表情とはまた一味違う真剣なまなざしを見ることができたのも良かったです。
また、学校公開のあった週の週末、東日本大震災の津波被害を受けた地域の震災遺構の見学に行きました。74人もの児童が命を落とした石巻市の大川小学校や、津波火災が起きた同じく石巻市の門脇(かどのわき)小学校は震災の爪痕を残したまま震災遺構として保存されています。当時、ニュースで幾度となく見た光景も、実際にその地に立ってみると改めて被害の大きさや津波の高さが想像を絶するもので、子どもたちもどんなに怖かっただろうと胸を締め付けられる思いでした。
私たちもお子様を預かる者として、今一度マニュアルを見直したり、訓練を通して防災の意識を高めていかねばと感じました。大川小学校には「単にここを震災のおきた悲惨な場所としてだけでなく、ここは子どもたちが大好きな場所で、元気に走りまわっていた場所だったことを忘れないでほしい」といったメッセージがありました。どこの小学校にもある当たり前の日常が、当たり前に続いて行くことを切に願わずにはいられません。機会があれば、皆様にもぜひ一度は訪れていただきたい場所です。
学童統括リーダー