11月になり、寒暖の差が激しい今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日は池袋の東京芸術劇場内ギャラリー、紅霧書展・書藝選抜展内の「ジュニア書道展」に
今年も書道・硬筆教室に通われている生徒さんの作品が展示されました。
今年はなんと特賞をいただきました!日頃の成果の賜物で力強いものでした。次回も展示されるよう皆さんも硬筆共々お稽古に励みましょう。
また、同劇場内アトリエウエストでは、愚山会展にてお稽古を指導されてます大平晃園先生の書が展示されていましたので紹介します。
「白露横江 水光接天…白露江に横たはり、水光天に接す」という作品です。
(白い霧が長江に掛かり、川面の光が天に接している)…ブリタニカ国際大百科事典より
中国、北宋(ほくそう)の政治家文豪・書家・画家である蘇軾(そしょく…1036-1101)作の『前赤壁賦(ぜんせきへきふ)』より。
政争のため同3年都を追われ黄州 (湖北省) に流された作者が、翌々年7月揚子江中の赤壁に遊んだときのありさまを記したもの。
いずれも友と連れ立った舟遊びの楽しさを、きびしい自然に対する畏怖と、はかない人生に対する悲哀とともに、才気あふれた筆で述べる。
賦のなかで『三国志』で有名な赤壁の戦いの回想が入るが、実際の古戦場はずっと上流の同名の地である。
漢代に栄えた賦は、宋代に入ると「文賦」と呼ばれて著しく散文化したが、『赤壁賦』はその代表的傑作であるとともに、中国の賦のなかでも最も有名な作品である。