2023年1月
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は保育関係に関するニュースが世間を賑わせました。
こと年末にかけては不適切な保育が全国で相次いで取りざたされました。
本来保育所には「保育所保育指針」というルールがありいずれの保育所も指針に沿った運営をしなければなりません。
指針の中では、「保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない」とうたわれており、その解説文でも「体罰や言葉の暴力はもちろん、日常の保育の中で、子どもに身体的、精神的苦痛を与え、その人格を辱めることが決してないよう、子どもの人格を尊重して保育に当たらなければならない」とされております。子どもの人権・人格を尊重することは保育士であれば誰もが学び、共通認識としてもっていなければならないものです。しかしながら日々このようなニュースが随所で出てきています。
もちろん不適切な保育に至るには様々な要因があると考えられます。一つは、子どもの人権・人格を尊重するマインドの浸透と定着ではないでしょうか。フロンティアキッズでは方針として掲げているモンテッソーリ教育に関することや保育所保育指針を遵守することに関するスーパーバイザー制度を導入しております。専門性が高い経験豊かなスーパーバイザーが系列園を回り、良い点は評価し、改善点は改めていきます。もちろん子どもの人権・人格の尊重に関してもチェック項目に含まれており、これにより園の保育の質を担保し、子どもの人格・人権を尊重することを確認しております。
その他の要因として保育士の就労環境についてもニュースなどで度々話題にあがっております。数十年も変わっていない保育士の配置基準の見直しなども必要かと思いますが、就労環境という点においては、当社独自でも、配置基準を上回る人員配置やライフワークバランスに関する様々な取り組みなどにより保育者の環境の整備を推進しております。これからも業務負担軽減の取り組みなど、まだまだできることを追及して参りたいと思います。
振り返る良い機会ととらえ、本年も園がお子様にとってより良い環境となるよう取り組んでまいります。
本部 経営企画室 佐伯直也