今年(2020年)のサマースクールのもうひとつのテーマは、「生物学 Biology」
生物の中でも、主に「植物学 Botany」に的を絞って行いました。
サマースクールは、8月11日~21日の2週間でしたが、植物の生長観察は、すでに5月から始まっていました。
種からどのように芽が出て、葉っぱが出て、大きく生長し、花が咲き、実が付くのでしょう。
そして、私たちが生きて行くための食材になり、 お料理をして美味しい食事が出来るという自然の恵みへの感謝の気持ちを実感する。
それがねらいでした。
花を咲かせ、実をつかせるためには、お世話をしないといけません。
”ただお水をあげればいい” だけでなく、どのように、どのくらいお水をあげたらよいのか、 人間も皆ひとりひとり違うように、それぞれの植物によって違います。
それを知ることも大切です。
最初は、どばどばとただひたすら水をあげ放題で、植木鉢がプールのようになっていましたが、 だんだん、植物を労りながら、静かに、優しく、適度に水をあげることができるようになってきました。
大きい子は小さい子に「もうこのくらいでいいよ」と教えてあげる姿も見られました。
「植物を育てる」ことは、学問的なことのみでなく、命の大切さ、思いやり、優しさ等、社会性も養われており、 たくさんの学びがあります。
サマースクールは終了しましたが、これからも引き続き、植物の生長観察は続いていきます。
子ども達が自分でいろいろ発見し、学んでいけるといいなと思います。
8月21日のサマースクール最終日は、トマトを初収穫できました。
そして、バジルとトマトを使って、ピザを作りました。
どちらも種から育てた食材です。
自分で育てた野菜を使って、お料理して食べる喜びは、美味しさもひとしおですね。
ピザ作りの様子は、後日のブログで紹介させていただきます。
今回は、5月からの生長観察記録をまとめてみました。
~植物の生長観察記録~
2020年 5月25日
トマトと苺の種を土に埋めました。
ミニトマトをぶちゅっと潰して、中の種を出しました。
苺は、周りの種の赤い部分を切り取りました。
左が苺。右がミニトマト。
試しに、中玉トマトの種を購入し、生長観察をしようと試みましたが、
土に埋めるとき、ミニトマトの種と混ざってしまい、どれが中玉で、どれがミニなのかわからなくなってしまいました。
出来てからのお楽しみ♡状態です。
苺の種を埋めました。
トマトの種を埋めました。
トマトの種。
苺の種。
土を被せました。
5月27日
マリーゴールドの種を土に蒔きました。
Adventure(2歳児)さん、Challenger(3歳児)と一緒に行いました。
手前に咲いている黄色いお花の植物は、なんとキャベツです。
このキャベツも、キャベツの捨てる部分の芯を水につけて水栽培しました。
根っこが出てきたので、土に埋めたら、黄色い花が咲きました。
この後、このキャベツには、モンシロチョウがたくさん卵を産み付け、あおむしがついて、見事に葉っぱが全部食べられてしまいました。
5~6月頃の晴れの日は、モンシロチョウがよく飛んでいて、子ども達が追いかけていました。
6月2日
バジルの種を土に蒔きました。
トマトと苺の間にバジル。
芽の形、葉っぱの形が比べられたらいいなと思いました。
トマトはもう芽が出てきています。(向こう側のプランター)
細長い双葉の芽がたくさん。
苺はまだ芽は出ていません。
6月8日
レタスを収穫しました。
このレタスも、捨てる部分の芯を水につけて水栽培をしました。
そして、根っこが出てきたので、土に埋めました。
すると、どんどん葉っぱが大きくなって、みずみずしいレタスが生き返りました。
柔らかくて美味しそうなレタスです。
レタスの初収穫。
この日のお給食のサラダに入れてもらいました。
しかし残念ながら、プランターのレタスは、この後枯れてしまい、1回の収穫で終了してしまいました。
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