①アゲハチョウの卵を発見!幼虫観察開始!!…からの続きです。
7月7日、七夕の日。
はらぺこあおむしたちはさらに大きくなっていました。
みんな1日中、窓にへばりついて、観察を楽しんでいました。
みんな興味津々です。
観察しながら、発見したことを友達同士で話し合っています。
雨が時々止んだので、その時はテラスに出て、観察しました。
小さいカマキリも発見!
カマキリは英語で、Mantis ですが、
Praying mantis とも言います。
いつも両手がお祈りしているような姿だからだそうです。
フィリップ先生が教えてくれました。
あおむしの観察は、生物の観察だけではなく、
言語を学ぶチャンスにもなっています。
子ども達は、自然の中で、たくさん大事なことを学んでいます。
「こっちの方が大きいよ!!」
「ちがう蝶になるんじゃない!?」
とみんなで大きな期待に胸をふくらませ、わくわくしていました。
7月8日、順調にすくすく大きくなっていました。
むしゃむしゃ葉っぱをよく食べています。
上の方にカマキリの赤ちゃんがいます。
何か発見したのかな?
ありんこかな?
みんなで仲良く交代して、最前列に入って観察しています。
しかし・・・
残念なことに、
7月9日(木)の朝、
みかんの木には、3匹のあおむしの姿も、
カマキリの赤ちゃんの姿も
みんな無くなっていました。
子ども達は、
「どこにいっちゃったの?」
「どうしたの?」
と不思議で大騒ぎ。
おそらく、9日の早朝、鳥に食べられたのでしょう。
鳥たちも食べごろを狙っていたのかもしれません。
「鳥さんたちに食べられちゃったかな・・・」と話したら、
「え~どうして~かわいそう~」と言う残念な声が響き渡りました。
「かわいそうだね。
だけど、みんなも、鶏肉食べたり、豚肉、牛肉食べたり、
お魚食べたりしてるでしょう。
魚も、豚も、牛も、鶏も、みんな元気に生きていたんだよ。
でも、みんなが生きて行くためにお肉になっちゃったんだよね。
鳥もあおむし食べて生きているんだよ。
みんな他の生き物の命を食べないと生きて行けないの。
かわいそうだけど、
鳥たちが生きて行くために、あおむしは朝ごはんになっちゃったんだね」
というお話をすると、みんなとても真剣に聞いていました。
どのくらい感じているか、理解しているかはわかりませんが、
きっと何かは感じ取ってくれたと信じています。
今回は、まったく手を加えず、自然のままでの観察だったので、
最後は残念な結果となり、悲劇で幕を閉じることとなりましたが、
次回は、ちょっとだけ保護して、蝶になる旅立ちを見せてあげたいなと思います。
”生きて行くってすごく大変なことなんだな~”
”サバイバルだな~”
”生きて行きたくてもこうやって犠牲になってしまう命もあるんだ”
”命を大切にしよう!”
と「蝶になれなかった3匹のあおむしたち」が教えてくれた教訓を
心の片隅のフォルダにしまってもらえたらいいなと思っています。
いつか、何かのきっかけで、
この3匹のはらぺこあおむしたちのことを思い出し、
役立つ時がくるでしょう。
そして、生きて行くパワーの源のひとつになってくれることでしょう。
アゲハチョウは、年に4回卵を産む時期があるそうです。
10月に産んだ卵は蛹で冬眠して春先に蝶になります。
春先に産んだ卵は6月に蝶になります。
6月に産んだ卵は8月に、8月上旬に産んだ卵は9月末に蝶になるそうです。
ということは、
次回は梅雨明け頃かな?と思っています。
梅雨明け、また蝶が飛んできて、卵を産んでくれることを祈っています。
そして、
幼虫を餌とするカマキリもまたやってくるでしょう。
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