2023年12月
普段何気なく児童と話をしていると自分が小学生の時では考えられなかった事が沢山あり驚かされる事があります。黒板がホワイトボードになっていて、独特な匂いのチョークを思い出し、英語が必修科目になり、凄く羨ましさも感じます。具体的にどんな変化があったのか小学校の変化について比べてみました。
まずは令和の小学校では一人一台タブレットが支給されている事です。今でこそ学童で宿題をする際にタブレットを使っていても違和感がなくなりましたが、コロナが流行して学校に行けない時はタブレットを繋いで授業をしていたのがとても印象的でした。便利な面もあればまだまだ大人の目も必要だなと感じるものでもあります。
次にランドセルの容量が増えた事です。ランドセルも多様性を尊重して色や形もバリエーションが豊富になりました。見た目ではあまり分からないのですが、タブレット含め教科書等の量も多くなりその為容量が増えたようです。たまに「荷物重かったー」と帰ってきて、実際にランドセルを持ってみると大人でも重量を感じる重さがありビックリします。ただ、使わない教科書やタブレットを置いて帰る事も認められ、負担が軽減されている事もあります。小学生の時に置き勉をして先生に怒られた事を思い返すと羨ましさもあります。
最後に給食です。どの時代も子ども達が楽しみにしていた時間ではないでしょうか。児童にもよくその日の給食のメニューを聞いたりするのですが、“アクアコッタ”や“メルルーサの香り揚げ”等オシャレな料理名が返ってくることがあります。国際色を豊かにするために外国の料理や“ずんだ餅”や“人参しりしり”等郷土料理を月に1度程度提供される事があるようです。
たまに小学校に行くと廊下を走って注意されている子や冬でも薄着の子がいて変わらない風景も沢山あります。子どもだけではなく大人も変化に対して順応していく事でより良い環境が作られ次の世代にバトンタッチ出来るのではないでしょうか。
Frontierkids Global Afterschool リーダー 樽見康介