2022年11月
10月1日より改正「育児・介護休業法」が施行されました。産後パパ育休(出生時育児休業)が創設され、育児休業の分割取得が可能になり、それぞれの家庭に合わせた柔軟な育児休業取得ができるようになりました。主な目的は、男性の育児休業取得率の向上により、少子化に歯止めをかけることとされています。
そんな変革と合わせるように、東京都は6月、育児休業を取得しやすい社会の機運醸成のため、育児休業の「休む」というイメージを一新する愛称「育業」を発表しました。そして10月には「育業」のロゴマークを決定し、推進キャンペーンを行っています。
フロンティアキッズも、東京都の活動に賛同し、育児休業を「育業」と呼び、以前にもまして一層、育児休業の大切さを説き、取得の奨励を行っております(令和3年度東京都ライフ・ワーク・バランス企業認定において「男性の育児と仕事の両立推進特別賞」をいただきましたように、過去3年以上に渡り、男女ともに100%「育業」を取得してもらっております)。
私たちは「保育=子どもに寄り添い、成長の一助となること」を仕事として行っており、プロとして、子どもを育てることの尊さを、誰よりもわかっているつもりですが、ご家庭で子育てをされることは私たちが仕事で行っていることと同じもので、まさに「休」ではなく「業」であると感じるところです。
厚生労働省が発表した2021年度雇用均等基本調査によると、男性の育児休業の取得率は9年連続で上昇し、過去最高を記録しましたが、たったの13.97%にとどまります。育児休業がいつしか当たり前のように「育業」と呼ばれるようになり、誰もが「育業」を取得し、胸を張って「育業中です」と言える社会になることを願っております。
社会貢献には様々な形がありますが、子どもを育てることは素晴らしい社会貢献の一つです。社会の皆様が、仕事など他の活動と両立しながら子育てに存分に力を発揮できるよう、これからも一人ひとりのお子様や一つひとつのご家庭に寄り添い、その手助けとなれるよう努めてまいります。
株式会社フューチャーフロンティアーズ
取締役CKO 経営企画室 松尾隆浩