「フロンティアキッズの目指したい姿」

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「フロンティアキッズの目指したい姿」

2021年11月

 10月1日より緊急事態宣言が解除されて1ヶ月が経ち、少しずつ外での生活が変わり始めました。冬になれば次の波が襲ってくる可能性は高く、感染予防策は変わらずに続けていかなければなりませんが、子どもたちが様々な体験を得られるよう、各園の環境や状況を考慮しながら工夫していければと考えております。

 さて、今回はフロンティアキッズでの保育理念の浸透への取り組みについてご紹介させていただきます。皆様もご存知の通り、フロンティアキッズでは「子どもたちに内在する生きる力がのびのびと発揮できるよう、相応しい環境を整え援助する。」というミッションのもと、子どもたちにとってのより良い環境を探求し続けております。ただ、この目標はとても広い概念で、具体的な形に結び付けることは容易でなく、また人によって受け止め方や実践の仕方も様々です。そのため、職員にとって漠然と理解できても、園で意思を共有・統一して保育を行うことは困難とも言えます。もちろん、「より良い環境」は一義的ではなく、多様な答えがありますが、それでも一定の統一感がなければ一貫性を失ってしまいます。

 そこで、フロンティアキッズとしての意思共有を図るべく、上記ミッション等を基に全職員に意見を募り、2019年4月、私たちの目指したい姿をより細かく定めた「Credo」を策定し、実践を重ねてまいりました。Credoは定期的に見直し、その時々のあるべき姿を模索していくものであり、現在、2022年4月を目途に改定作業を進めております。理念の浸透は一朝一夕に進むものではなく、まだ課題も多くありますが、毎日の積み重ねが大切だと肝に銘じ、今後も試行錯誤を図ってまいります。

 ちなみに、フロンティアキッズでは「他園研修」として、系列他園での保育研修から学びを得るプログラムを実施しております(先日私も参加してきました)。その中で他園と自園の良いところや特徴を知り、視野を広げ、また自園に持ち帰って皆で試行錯誤をする取組です。目指すべき保育の形には、共通する部分と個性が認められる部分があると思います。きちんとしたベースがあってこそですが、様々な価値観や個性を発揮できる組織でありたいと願っております。2022年4月改訂のCredoには、園ごとにオリジナルの内容も定める予定となっておりますので、ご興味がございましたら楽しみにしていただけますと幸いです(HPやニュースレターでの公表を予定しております)。

本部 経営企画室 松尾隆浩