2021年 1月
1年前のこのニュースレターでGlobal教育の一環としてSDGsの取り組みを皆様にお伝えしたところですが、今やネットや紙面で、1日1回以上は目にするようになった、政府・企業の取り組み。公言通り、弊社2か所の学童クラブでも、昨年夏休みのサマースクールで学びを始めました。それぞれSustainableな地球のために沢山考えた子どもたちのプレゼンは素敵でした。
暮れには、Frontierkids Global SchoolにてSDGsの学びを開始し、早稲田大学を中心に活動する環境学生団体とのコラボで、「JICA(独立行政法人国際協力機構)地球ひろば」に行ってまいりました。今回は目標No.14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、クイズ形式を織り交ぜながら、どうしたらきれいな海に戻せるのか、自分たちにできることから、身近なごみの分別などについて学びました。これを皮切りに、17の目標について、一つ一つ学びを進めていく予定です。(数年前の「JICA地球ひろば」からSDGs仕様に全てが様変わりしていたのが印象的でした。)
SDGsの取り組みの前身が、発展途上国の課題解決を主な目的としたMDGsであることをご存じの方も多いと思います。2000年にミレニアム開発目標として8つのゴールが定められ、2015年までに極度の貧困と飢餓の半減・普遍的な初等教育などは一定の目標を達成したと評価されたものの、いくつもの課題を残し、それらを継承する形で、SDGsとして、2015年から2030年までを期限とし、17の目標を掲げ生まれ変わりました。SDGsは先進国にも重大な責任があり、全員が行動しなければならないというマインドセットが要求され、より民間企業や個人に責任が及ぶものです。
昨年10月に発表された「2050年までに脱炭素社会実現」宣言も、正にSDGsの目標No.7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成と、パリ協定の「平均気温上昇を1.5度に抑える努力」に大きく貢献するものです。都知事も2030年までに新車は全て電気自動車/EVやハイブリッド車/HVにする意向を示し、充電設備の充実を図るとのこと。
2030年の節目、2050年の節目に、今の子どもたちが大人になり、地球がSustainableになっているよう、大人たちの意識改革とイノベーションは必須です。そして、子どもたちがどうあってほしいか、どんな風に地球を考えることができるように育っていてほしいか、私たち大人の責任は大きいと言えます。まず、身近なところから「今日からできるSDGs」を各々が主体的に考え、大人たちで、子どもたちで、大人と子どもとご一緒に、推進してまいりましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社フューチャーフロンティアーズ 代表取締役
橋本恵理