先週、世田谷警察の方に来ていただいて、
万が一不審者が保育園内に侵入した場合を想定した、
対応訓練をおこなっていただきました。
警察官の方が不審者役となり、保育者の対応の仕方や、
通報の迅速さ、防犯のポイントなどをご指導いただきました。
子どもたちを怖がらせないように、
子どもたちからは不審者役は見えないように奥の保育室に避難しました。
その後パイオニアクラスのみんなには、
防犯標語の「いかのおすし」(いか=いかない、の=のらない、お=おおごえをだす、す=すぐににげる、し=しらせる)などを、
おまわりさんにお話ししてもらいました。
「知らない人についていかない」とよく言いますが、
子どもたちにとっての「知らない人」の認識の相違があることにいつも気を付けています。
子どもたちにとっては「(名前も知らないけど)いつも公園にいる人」は、
「知っている人」だったりします。
従って、もっと具体的に「名前とおうちを知らなかったら知らない人」などと伝えています。
また子どもたちは怖い経験をしたときにも、
「怒られる」という意識が働いて、本当のことを隠そうとすることがあります。
そうしないために普段から、怖かったことや痛かったことを子どもたちが伝えてきた時に、
否定せずに「教えてくれてありがとう」と伝えることがとても大切です。
当園は警察署がとても近く、普段からおまわりさんをとても身近に感じていますが、
こういった訓練を通じて、顔の見える関係を維持し、いつでも保育園に来てくれるということを、子どもたちにも常に伝えていきたいと思います。