・・・・絵本の読み聞かせ・・・

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・・・・絵本の読み聞かせ・・・

                                  2018年 6月 巻頭文

読書というのは、本来一人の作業になりますが、絵本の読み聞かせでは、
一番大切な「子どもと同じ世界を共有できる」という事ができます。
子どもと一緒に、絵本の持つ世界観、そこから生まれる感情や互いのぬくもり…
絵本とは、子どもと一緒になって様々な価値観を共有することができる
コミュニケーションの道具です。
「子どもの教育の為の読み聞かせ」という気持ちはいったん置いておき、何よりもまずは、
子どもと一緒に絵本の世界を楽しむこと。
これが、「絵本の読み聞かせ」であり、その結果、子どもの世界が広がり、成長していくのです。
読み聞かせは、「好きな時に好きなだけ」するのが最も良い方法です。
夜眠る前に限らず、食事やおやつの後など、堅苦しく考えずに、
お子さんが一番喜びそうな絵本を選んでお子さんを、膝に抱いて、お子さんの体温、
鼓動、絵本から受けた感情、驚き、息をのむ瞬間などお子さんの背中から、
感じることができますので、優しく語りかけてあげましょう。
反対にお子さんが何か話していたら、じっと耳を傾けてあげることも大切です。
言葉を発し始める乳児から幼児になる期間は、大きく成長の変化が見られる時です。
「お母さんの言葉を聞きながら絵本を眺める→絵と言葉が結びついていく→
言葉を聞いただけで絵が思い浮かぶ」…このプロセスが読み聞かせによって
身についていけば、自然に想像力も大きく育っていくはずです。
やがて経験する社会との関わりの中でも、他人の気持ちが思いやれる心豊かな人間に
成長する原動力になっていくのではないでしょうか。
園でも、朝の時間や昼ご飯の前後など、みんなで一緒に見たり、少人数で見たり、
自分で好きな絵本を手にして、ページをめくったり、
色々な場面で絵本と触れることができています。
子どもが成長するのは、あっという間です。
大人にはさっぱり意味が分からない絵本を喜んだり、
「もう一回」が繰り返されたり、意外と大変な読み聞かせかもしれませんが、
この時間もきっとあっという間に過ぎてしまうと思います。
ぜひ素敵な読み聞かせの時間を過ごしてみて下さい。

                フロンティアキッズ夏目坂 施設長  東條 久美子

6月1日の花言葉 : 「鎮静」 「集う喜び」
        
                          ↑マトリカリア

誕生花 : 夏白菊(マトリカリア) Feverfew
花名の由来
一般に「マトリカリア」はヨモギギク属(Tanacetum)の夏白菊(ナツシロギク)を指し、
かつてナツシロギクがカモミールなどと同じシカギク属(Matricaria/別名:マトリカリア属)に分類されていたため、現在も演芸上は「マトリカリア」と呼ばれています。

英語では「Feverfew(フィーバーフュー)」と呼ばれます。これはラテン語で解熱剤を意味する「febrifugia」を語源とし、ナツシロギクが薬草として解熱剤、頭痛、関節炎などの薬として用いられてきたことに由来するといわれます。

花言葉の由来
花言葉の「鎮静」は、この植物が薬草として用いられてきたことにちなむといわれます。