いよいよ今年度2024年4月から、認可園としてフロンティアキッズ夏目坂が本園と分園として開園しました。
認証保育園としての6年間には沢山のご家庭との関りをさせて頂き、卒園、退園をしながらも、継続して地域の交わりという形で、来園してくださっています。コロナの時期にも変割りなくご近所の商店の方やお寺さんなど、散歩の時はもちろんですが、お花屋さんやギャラリー、商店さんなどハロウィンイベントでは、パレードの通過点としてお菓子を渡していただく役目をして頂いたり、スポーツフェスティバルが体育館を借りてできなかったコロナ禍の時期など、日頃から園庭のように遊ばせて頂いているお寺さんでは、かけっこやダンス、散策などもさせて頂くこともありました。閉店された布団屋さんにはおままごとの布団セットを作っていただくなど、たくさんお世話になりました。
こんな機会もなかなかないので、この地域のことを調べてみました。
園名となっています夏目坂ですが、早稲田の方から坂を上っていくと、若松町の交差点まで
たどり着くのですが、夏目坂という呼称の坂は、喜久井町の範囲となります。 「夏目」とは、
いわずと知れた夏目漱石の実家がここにあったからです。
地名では、本園も分園も若松町になります。若松町(わかまつちょう)を調べると「丁目」の設定がない単独町名であることも改めて知る内容でした。また新宿区の中央に位置し、新宿区内でも高台にある街。江戸時代、現代の若松町には商家に加え「尾張藩徳川家下屋敷」など武家屋敷が多く存在していました。明治維新後、こうした武家屋敷は広い敷地を確保できることから、色々な利用がされているようです。
園から徒歩圏内にはたくさんの公園があり、毎日の活動の場所となっています。また、「都立戸山公園」にも足を運ぶ場所が満載です。戸山公園内にも多くの広場があり、園独自の呼び方があるくらい馴染んでいます。桜の名所としてにぎわう「箱根山」ですが、この山は江戸時代につくられた築山で、今も山手線の内側で最も標高の高い場所となっています。体力作りのようによく登っていたAdクラスもありましたしStarクラス後半の遠足では手すりにつかまりながら頂上目指して登っていました。(登頂者は戸山公園サービスセンターで登頂証明書を発行してもらうことができます。)園児たちは、固定遊具のある広場もだいすきですが、広い場所でのびのびとかけっこしたり、落ち葉や花の咲く園内で散策(探索)したり、目いっぱい楽しむことができています。2歳児までの園だった
昨年度までは箱根山地区での活動がほとんどでしたが、年長クラスになったら、大久保
地区の方まで進出できるのではないかとも思っています。ご家庭で足を延ばしても良いか
もしれません。家庭ならできること!!保育園ならできること‼もちろんそれぞれあります。
子どもを真ん中にした「共育て」ができるように、地域を含む子どもを取り巻く社会全体で、
子どもや親御さんにあたたかな目を向け、手を差し伸べ「ともに育てていく」「共に育つ」という
『共育』の場となれる園となっていきたいと思っています。あっという間の1ヶ月でした。
春夏秋冬、新宿区でも季節を感じられるような活動をしたり、イベントも計画しています。
一年間宜しくお願いします。